首都圏で頸部脊柱管狭窄症の専門医がいる病院のひとつ、岩井整形外科内科病院の評判や特徴について紹介しています。
岩井整形外科内科病院は、1960年に開院した岩井病院を前身とする病院です。
開院以来、患者に開けた病院として地域に根差しており、可能な限り情報を開示するのが岩井整形外科内科病院の方針。
たとえば、CTやMRI、X線写真、血液検査などの臨床データを開示しているのをはじめ、希望者にはネットでの診療情報開示、レントゲン画像や診療録の提供などもしています。
そのため、それらをもとに他院で別の医師の意見をうかがうこともできるため、セカンドオピニオンを容易にすることが可能です。
また、レベルの高い医師がそろっているのも岩井整形外科内科病院の特徴でしょう。
厳選な審査やさまざな条件をクリアした医師が認定される資格である、日整会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医をご存知でしょうか。
日本全国でおよそ100名しかおらず、うち、東京都内に在籍するのは14名のみ。
東京都14名の日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医のうち、稲波弘彦院長をはじめとした3名が岩井整形外科内科病院の医師なのです。
病床数60床と、決して規模的には大きくないながらも、複数の優秀な医師がいることは、実績からもうかがうことができます。
例をあげると、『日本整形外科学会 脊椎脊髄病委員会』の集計結果によると、2012年の脊髄内視鏡下手術の実施状況調査において、岩井整形外科内科病院は全国の症例数のうち、実に10.35%を占めているのです。
つまり、国内の脊髄内視鏡下手術の10件に1件は、岩井整形外科内科病院の症例ということ。
まさに、トップクラスの認定医の在籍する病院であるといえるでしょう。
岩井整形外科内科病院では、腰部脊柱管狭窄症や椎間板ヘルニアの治療に加え、B型肝炎・C型肝炎といった内科の治療、上部及び下部消化管内視鏡検査が行われています。
岩井整形外科内科病院での治療は、身体への負担の少ない低侵襲治療が重視されています。また、治療方針が決定すれば、通常1か月以内に手術が可能です。
腰部脊柱管狭窄症の治療の一つに、椎弓と肥厚した黄色靱帯を切除して脊柱管を広げる方法があります。この場合の手術としては、入院日数4~7泊、傷跡は18㎜のMEL(内視鏡下腰椎弓切除術)があります。こちらは低侵襲治療のため、深刻な持病がない限り、80~90代の方でも受けることが可能です。
また、すべり症のように腰椎が前後左右にずれていた場合に行われる手術として、ME‐PLIF/TLIF(内視鏡下腰椎椎体間固定術)やXLIF(内視鏡下腰椎側方椎体間固定術)といった固定術が行われています。
どちらの場合も入院日数は10~14泊で、傷跡は、ME‐PLIF/TLIFでは18㎜が1か所、12㎜が4か所となり、XLIFでは30㎜が1か所、12㎜が4か所です。XLIFの場合は身体の側面から内視鏡を挿入するため、背中側の筋を傷めずにすみます。
椎間板ヘルニアの治療では、ヘルニアと髄核をとる手術を行います。手術の種類としてはMED(内視鏡下腰椎椎間板摘出術)やPED(経皮的内視鏡下腰椎椎間板摘出術)のように内視鏡下で行う方法と、PLDD(経皮的レーザー椎間板減圧術)といって、レーザーを使用する方法があります。
特にMEDでは、3週間程度の入院を必要とする切開手術と同レベルの有効率が見込めるようです。そのうえ、MEDは入院日数が4~7泊で、傷跡は18~20㎜弱と低侵襲で行うことが可能です。
PEDにおいてはさらに入院期間が短く傷跡が小さくなり、入院日数は2~3泊で、傷跡は7㎜となります。
B型肝炎やC型肝炎の治療は大きく分けて2つあります。インターフェロン療法で肝炎ウイルスを排除する方法と、内服薬や注射で肝細胞を保護して肝炎の進行を抑制する方法です。これらの治療を、年齢や病態、進行度によって選択していきます。
岩井整形外科内科病院では、日本内科学会認定内科専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、日本肝臓学会肝臓専門医などを取得している鯉田医師によって、C型肝炎に対するインターフェロン療法を実施しています。
岩井整形外科内科病院では、内視鏡指導医・内視鏡専門医である担当医師2人によって、上部及び下部消化管内視鏡検査が行われています。
上部消化管内視鏡検査は、内視鏡を口から挿入することで、食道・胃・十二指腸の異常の有無を調べられる検査。一方、下部消化管内視鏡検査では、肛門から内視鏡を挿入し、大腸の異常を調べることが可能です。必要な場合は、ポリープ切除等の治療を行う場合もあります。設備はOLYMPUS社製の機器が使用されています。
東京大学医学部医学科を卒業後、東京大学医学部整形外科学教室に入局。都立墨東病院や三井記念病院、虎の門病院等に出向した後、平成2年に岩井整形外科内科病院の院長に就任しています。
日本整形外科学会専門医や日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本脊椎脊髄病学会指導医、日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医を取得しています。
新潟大学医学部医学科を卒業後、インディアナ州立インディアナ大学に勤務。その後、新潟大学医学部医学科大学院を卒業し、秋田赤十字病院や新潟大学医学部付属病院等で勤務し、平成22年に岩井整形外科内科病院整形外科部長に就任しました。その後、平成26年には岩井整形外科内科病院副院長に就任。
日本整形外科学会専門医や日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医、日本脊椎脊髄病学会指導医、日本整形外科学会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医を取得しています。
九州大学工学部卒業後、久留米大学医学部に入学し卒業。その後、虎の門病院等で勤務し、平成10年に岩井整形外科内科病院副院長に就任しています。日本内科学会認定総合内科専門医、日本消化器内視鏡学会専門医、社団法人日本肝臓学会肝臓専門医などを取得。
平成21年に岩井整形外科内科病院脊椎内視鏡医長として就任し、海外赴任に伴い退職。その後平成25年に非常勤医師として勤務再開し、平成27年に常勤医師へと復帰して、岩井整形外科内科病院副院長に就任しています。日本脳神経外科学会専門医や日本脊髄外科学会認定脊髄内視鏡下手術・技術認定医を取得しています。
患者が知りたい岩井整形外科内科病院の環境や、実際に診療を受けた人の口をご紹介します。
30年以上腰痛・ぎっくり腰に苦しんできましたが、ある日突然悪化し、昼夜激痛を覚えるようになりました。他の病院に通って手術を勧められましたが、30日以上キャンセル待ちをしなくてはならないことを伝えられて、他の病院を探すことに。
岩井整形外科病院のHPを見つけ、手術実績で選びました。初診・CT・MRI・レントゲン検査の結果、1週間後に入院・手術のスケジュールになりました。若い先生でしたが、判断が的確で、詳しい説明に納得しつつ、手術をお任せしました。病院全体の雰囲気は、なごやかでとても気持ちがよく、看護スタッフも親切で感謝しきりです。入院から2週間後には退院、現在はリハビリ療養中です。ありがとうございました。
主人が腰痛の治療のために近くの病院に診察に行ったところ、かなり難しい手術が必要になると担当医にいわれました。それから改めて岩井整形外科に診察に行きました。岩井病院の担当医の方も、やはり直ぐに手術が必要と言われ、当初は岩井病院はかなり患者が多い為、直ぐの手術難しいかもしれないと思ったのですが、初診から半月で難なく手術をしていただきました。とっても助かりました。
母が転倒し、膝の皿を複雑骨折しました。あわてて岩井病院に掛かりましたが、担当医の先生の説明がすごく丁寧でとても安心出来ました。結局手術をする事になしたが、母の年齢は62歳と高齢なので、体への負担を心配していました手術は短時間で終わり、当日の夜は看護師さんもとても親切にお世話していただけて、無事退院することができました。その後もリハビリで通っています。腕も親切さも、とても良いです。
名称 | 医療法人財団 岩井医療財団 岩井整形外科内科病院 |
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所在地 | 東京都江戸川区南小岩8-17-2 |
アクセス | JR総武線「小岩駅」から徒歩5分 |
代表的在籍医師 | 稲波弘彦医師 |
受付時間 | 8:30~11:00(月~土曜)、13:00~16:30(月~金曜。いずれも初診) |