ここでは、頸部脊柱管狭窄症の治療を行う東京都立神経病院の口コミ・評判や特徴、治療についての情報をご紹介します。
頸部脊柱管狭窄症の治療を行っている東京都立神経病院。多摩メディカル・キャンパス内にある病院で、医療機関、療育機関、検診機関などが近くに集中して立地されているのが特徴です。
東京都が平成2010年に多摩総合医療センター、小児総合医療センターを整備しました。この2つの総合医療センターは、多摩地域の重要な医療拠点として機能しています。また、キャンパス内の各施設は機能ごとに役割分担化されており、相互に連携・協力して、多摩地域の医療水準向上を目指しているそうです。また、東京都立神経病院では、外来受診は行っていません。受診を希望する際は、多摩総合医療センターもしくは小児総合医療センターへ問い合わせる必要があります。電話予約にて神経病院の医師を希望することを伝え、多摩総合医療センターか小児総合医療センターで外来受診を受けましょう。受診の際、医師の判断によっては入院が必要となります。
また、東京都立神経病院は、日本脊髄外科学会が指定する脊髄外科医の訓練施設でもあります。脊柱管狭窄症の治療例数は、2011年から2015年までに372年対応しているそうです。
東京都立神経病院は、以下の疾患に対応しています。
複数の脊柱疾患に対応しており、複数の医療スタッフが連携するチーム医療で対応。検査はCTやMRIを利用しています。患者に緊張や不安を和らげるために、日頃から患者やその家族とコミュニケーションを取っているそうです。
頚部の脊柱管狭窄症の場合、主に後方からの椎弓形成術を行っています。全身麻酔を用いて痛みを軽減したうえで手術を開始。神経の圧迫を取り除くために、背骨の一部を手術用ドリルで削り取ります。背骨の関節が不安定であれば、スクリューと呼ばれる体内ギブスによって背骨を固定することもあるそうです。東京都立神経病院手術は手術用の顕微鏡を用いた細かい手術を取り扱っており、場合によっては手術室CTを使用することもあります。個人差はありますが、8~9割の患者さんは術後2週間くらいで体調が回復。術後の回復レベルを見たうえで、早期退院を選択したりリハビリを行ったりしています。
東京都立神経病院には、日本脊髄外科学会の指導資格を持つ2人の医師が在籍しています。
谷口真医師は、中枢から末梢神経などさまざまな種類の疾患に対応している医師です。神経疾患の経験を積んだ医療関係者の集まりである神経病院という特徴を生かして、複雑な症例には複数のカテゴリの医師を集い、対処困難な疾患にも積極的に取り組んでいます。
脳神経外科や脊椎・脊髄病変の手術経験を持ち、日本脳神経外科学会の専門医資格を所有しています。その他にも日本脊髄外科学会や日本脊椎・脊髄神経手術手技学会など、脊髄や神経に関する学会に所属している医師です。