頸部脊柱管狭窄症の治療で実績の高い医療機関のひとつである、東京の品川志匠会病院について紹介しています。
品川志匠会病院は、手足のしびれ・腰痛・肩こりなどをはじめとした首・腰の治療専門の病院です。
2013年に開院したばかりで、最先端の設備をそろえており、最新の高度な治療を受けられるのは大きな魅力でしょう。
2014年現在において、立位MRI、全身撮影X線(EOS)の双方を備える国内唯一の病院であり、脊椎専門病院である医療機関も、国内では品川志匠会病院だけとなっています。
加えて、品川志匠会病院の理事長でもあり、脊椎疾患の名医として知られる大田快児医師は豊富な実績を持つ熟練のドクター。品川志匠会病院の母体である「志匠会グループ」が2005年に新横浜スパインクリニックを開院し、大田医師はここで院長として脊椎疾患に特化した手術を数多くこなしてきました。
そして、2013年に品川志匠会病院が開院された際に、大田医師が理事長兼院長となり、現在に至ります。 そんな大田医師がこれまでに手がけてきた脊椎手術の執刀件数は5,000件以上にも上ります。大田医師のモットーは「安全・確実を第一に、皮膚や筋肉の切開は出来るだけ小さくする」で、患者の負担を少なくすることを考えた診療です。
大田医師は5,000件以上の膨大な執刀経験があるだけに、「大田医師=手術をすぐにしてくれる医師」なイメージを持っている人もいますが、場合によっては初期の段階でいきなり手術を勧めることはありません。安全・確実に患者の負担を少なくすることを優先するからこそ、基本的には初期患者に対しては保存療法・リハビリ・ブロック注射・鍼灸等の対症療法での改善を目指します。
「名医」という評判におぼれることなく、「本当に患者のためになる治療」を目指しているため、一人ひとりの患者にしっかりと寄り添った診療をしている大田医師だからこその姿勢です。 しかし、重症度によってはすぐに手術をすることもありますし、保存療法や対症療法で改善が見られない場合も手術に踏み切ることがあります。
【略歴】
1990年3月に愛媛大学医学部を卒業。その後、岸和田徳洲会病院での勤務を経て、フジ虎ノ門整形外科病院の診療部長、アイ整形外科クリニック院長、新横浜スパインクリニック院長等を歴任した後、品川志匠会病院の院長に就任しました。
そして、在籍医師の執刀実績だけでなく、看護師をはじめとした所属スタッフにも専門性の高い人材がそろっているため、総合的に高度な頸部脊柱管狭窄症治療を受けることが可能なのです。
手術となった場合は、「品川志匠会病院ならではの強み」が発揮されます。
たとえば、品川志匠会病院では、側方進入腰椎椎体間固定(LLIF)手術を導入しています。
LLIFは、小さな切開で腰椎の横側から侵入するタイプの手術です。従来の手術と比べて「背中を小さく切開した分、背中の筋肉の損傷が少ないにもかかわらず、体内の脊椎を固定する道具も大きなものが設置でき、術後の脊椎安定がしやすい」という大きなメリットがあります。
ですが、このLLIFは、難易度の高い手術であるため、日本国内でこの術式を採用している病院の数は、まだまだ限られているのが現状です。
しかし、そんな難易度の高い手術であっても、「安全・確実を第一に考えた上で、自信をもって執刀できる」ことは、やはり大田医師の「名医としての腕の良さ」および、品川志匠会病院が導入している立位MRI(Gスキャン)や全身撮影X線(EOSイメージングシステム)・3DCT撮影(Oアーム)などの最新機器も駆使しての正確な病態判断ができる、という強みがあるからこそでしょう。
こうした熟練の医療スキルの高さは、手術後の退院までの期間にも表われています。
首の除圧なら7日程度、腰の固定術でも7日~14日程度で退院でき、頚椎椎間板ヘルニアの手術にいたっては、個人差はあるものの、翌日退院が可能なケースも。
また、一時的な症状をのぞいて、「術中操作によるミスで、恒久的に車イス生活となった例はない」というのも、技術力の高さを証明しているでしょう。
経験・実績豊富なスタッフがそろう、首や腰などの脊椎に特化した専門病院だけあって、患者へのホスピタリティも十分。
患者の不安を少しでも取り除けるよう、1人ひとりのスタッフがそれぞれにできる仕事を丁寧にこなし、優しくサポートしてくれます。
さらに、志匠会グループ内では、治療方針を統一するため、10年近くに渡ってチーム医療に取り組んでいますので、どの医師にあたっても安心です。
このように、最新設備・機器と専門医の医療技術、スタッフのおもてなしの心が、品川志匠会病院で頸部脊柱管狭窄症の治療を受けた人たちの評判となっています。
品川志匠会病院の大きな特徴として外せないのが、病院に導入されている各種の設備です。とくに、品川志匠会病院では患者が寝そべった状態でチェックを行う一般的なMRIのほかに、患者が立ったままの状態、または座った状態で撮影ができるMRIも備えています。台に寝そべって脊椎が伸びた状態ではなく、より普段の生活に近い姿勢で骨の様子を確認できる設備です。
通常、X線を使って体内の状態を撮影するレントゲン装置では、限られた範囲の撮影しかできません。しかし、品川志匠会病院が導入しているレントゲン装置は、撮影したレントゲン写真をつなげて、首から下肢まで続く脊椎の全体像を1枚で把握できる「長尺撮影」に対応しています。また、連続撮影した数十枚のレントゲン写真を合成することで、より詳細な骨格の状態を把握できる「断層撮影」も可能です。
頸部脊柱管狭窄症の手術では、脊髄という非常に重要な部位に対して処置を行います。そのため、万が一にも骨や神経にダメージを与えてしまわないよう、手術中の患者の状態をチェックできる設備の有無が非常に重要です。その点、品川志匠会病院では手術中に3D画像を映し出すことのできるナビゲーションシステムを導入。直接目には見えない部分の状態まで把握することで、手術中のミスを減らせるよう設備を整えています。
何らかの手術を受けてしばらく安静に過ごす場合、問題になるのが「廃用症候群」と呼ばれる身体機能の低下です。とくに、患者が高齢の場合は、1週間寝たきりで過ごすだけで筋力が10%から15%落ちてしまうとされています。また、身体能力や筋力は人それぞれなので、術後に必要となるリハビリも人によって変わってくるでしょう。
そこで、品川志匠会病院では手術を受けた患者に対し、身体機能の確認を実施。筋力の低下が見られた場合、筋肉に低周波を当てることで筋力の維持を目指す装置を利用しています。筋力さえ維持できていれば、リハビリの期間も短縮でき日常生活への復帰も短期間化できるでしょう。また、品川志匠会病院には運動器リバビリテーション科もあるため、その他のリハビリ設備も豊富です。
患者が知りたい品川志匠会病院の環境や、実際に診療を受けた人の口をご紹介します。
知人がヘルニアの手術をここで受けて良くなったと聞いていたので、自分も手術で治してもらおうと思いました。
診察では、MRIによる画像診断等で、私の腰の状態をきちんと見て、手術と保存療法それぞれのメリットとデメリットを詳しく説明した上で、保存療法を薦められました。手術をしてもらえるかと思っていたのですが、私の症例は手術適応外とのことでした。
痛み止めと安静だけで本当に良くなるのか不安でしたが、1ヵ月も経過した頃には、日常生活を問題なく送れるようになりました。専門医だけあって、見立てはやはり確かだったのだと思います。
その後はもちろん、再発防止に気をつけて生活していますが、それでも、もしまた再発した時はここにお世話になろう、と決めています。
手術直後は、麻酔の影響もあってか、体が重だるく、手術に踏み切ったことを一瞬後悔しそうになったものの、翌日からは、日に日に回復していく実感が得られました。「ここで手術を受けて、本当によかった」と思いました。
診断の的確さ、スタッフの連携、説明の分かりやすさ、いずれも文句なしで全国から患者さんが集まってくるのも頷けます。