頸部脊柱管狭窄症の治療でおすすめの病院のひとつ、東京品川病院の特徴や評判についてまとめています。
東京都心の品川区に所在する東京品川病院。昭和49年、19床からスタートした下関カマチ医院は今や病院22、診療所3、助産院1を運営する医療法人として成長してきました。
東京品川病院で頸部脊柱管狭窄症の診察・治療にあたるのは、脊髄脊柱外科です。
脊髄脊椎外科は脊椎の骨折や脊柱管狭窄症などをはじめ、日常生活に支障をきたすような背骨の症状を専門的に治療する特殊な診療科。
脊柱脊髄の外科治療を経験を持つ西田憲記医師(脊髄外科学会認定指導医)が診療に当たります。
西田医師が平成30年2月まで院長を務めていた佐賀県武雄市の新武雄病院では、西田医師による治療を希望して全国から患者が訪れるそうです。
東京品川病院の手術法として、頚椎椎弓形成術、頚椎前方除圧固定術、腰椎椎弓形成術、顕微鏡下腰椎椎間板ヘルニア摘出術、脊椎後側方固定術(PLF)、腰椎後方椎体間固定術(PLIF)、胸・腰椎前方側方固定術、脊椎椎体形成術、脊髄腫瘍摘出術から症状に応じて選択可能。最短では手術日当日から歩行が許可される手術法もあります。
なお、他の医療機関からの紹介状があれば優先的に予約が取れるため、よりスムーズに診察を受けられるのがメリットです。また、紹介状がなくても初診に関わる「選定療養費」(初診料)はかかりません。
東京品川病院の整形外科・脊椎外科では、脊椎に関わる次のような疾患の治療に対応しています。
これらの疾患では外科的治療である手術のほか、薬物療法や神経根ブロックなどのペインクリニック的療法、リハビリテーション療法の保存的治療が採用されます。
検査方法はMRI、マルチスライス-CT、ミエログラフィーの3種類です。その中でもミエログラフィーによる検査をCTと併用して、診断率の向上に努めている東京品川病院。設備を整えることで、診断の正確性と治療に大きく貢献できるように努めています。
また、背髄脊椎の外科治療は整形外科や脳神経外科ではなく、脊髄脊椎外科を専門にするチームが治療を行うべきであるという方針です。
これまでに多くの治療実績を持つ西田医師のもと、医師・看護師・リハビリテーション師などの医療チームがひとりひとりの患者を中心にして、質の高い医療を提供できるように尽力します。
脊髄脊椎外科の医師は2019年現在2名在籍しており、脊髄脊椎外科部長の西田医師と平澤医師が診療を担当します。
外来診療は平日と土曜日に受け付けていますが、水曜日、金曜日、土曜日は午前のみの受付、午後は予約が必要なので相談の際は必ず予約をしましょう。
総合病院のメリットとして、診察・診療はもちろん、救急医療やリハビリテーション、予防医学として検診センターを備えており、多種多様な症例に対応できる点があります。
東京品川病院は、総合内科、外科、呼吸器外科、整形外科など計29の診療科を持つ総合病院です。もともと内科系に強みを持っていますが、脳神経外科や脊髄脊柱外科、血管外科のように外科系の体制を拡充。高度治療室を新設して救急医療体制の強化も図りました。
ほかにも、リハビリテーション病棟の設置や検診センターの機能拡充により、人間ドッグでの早期発見、早期治療に注力できる体制を構築しています。
また、東京品川病院は特定疾患医療費助成、難病医療費助成指定医療機関などの指定医療機関です。病状に応じて医療費助成の対象となり、医療費を抑えられるメリットがあります。なお、脊柱管狭窄症は難病に指定されていますので、病状によっては医療費助成の対象となります。
東京品川病院の名医情報をご紹介します。
西田憲記医師は、東京品川病院の脊髄脊椎外科部長であり、日本脳神経外科学会専門医、日本脊髄外科学会指導医の認定医でもあります。徳島大学付属病院や高知赤十字病院をはじめとして、新小文字病院や新武雄病院では院長を務めた経歴を持つ医師です。
平澤元浩医師は、脊髄脊椎外科、脳神経外科の専門医であり、日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脊髄外科学会認定医でもあります。また、医師としての経験のほかにも、徳島大学病院では講師を務めた経歴を持ちます。