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頸部脊柱管狭窄症でやってはいけない事

頸部脊柱管狭窄症で生じる痛みや痺れは、姿勢の悪さにより頸部の脊柱管が狭くなり、圧迫されることが原因です。症状の悪化を防ぐためには、頸部の脊柱管を圧迫する姿勢は避けなければなりません。ここでは、頸部脊柱管狭窄症の方がやってはいけない事を詳しく紹介していきます。

頸部脊柱管狭窄症でやってはいけない事

頸部脊柱管狭窄症は、正しい姿勢を身につけることや手術療法、薬物療法などによって治療を行っていきます。 頸部脊柱管狭窄症の原因は、長年の生活習慣や本人の癖、老化の、首に負担のかかる動作など、人によってさまざまなので、症状の改善にも個人差があります。

ストレッチや運動などを無理に行うことで痛みや痺れの悪化につながる場合もあるので、自分の判断で行うのは注意が必要です。また、痛みを我慢しながら運動することも避けましょう。首や体の筋肉の緊張が高まったり、リラックスできない状態でケガを引き起こす可能性があったりと逆効果になります。

首に負担のかかる体勢

首にある脊柱管はとても細く、その中に太い神経が通っています。そこで、首に負担をかけてしまうと、神経が圧迫されて痛みや痺れが生じやすくなります。首に負担のかかる体勢は避けるようにしましょう。

首に負担のかかる体勢としては、前屈みや猫背の姿勢のままパソコンやスマートフォンを操作すること、自分に合っていない枕や寝具を使っていることなどが挙げられます。その他、重い荷物を肩にかけたり、頬杖をついたりといった日常的な習慣にも注意が必要です。

激しい運動

頸部脊柱管狭窄症の場合、できるかぎり首を安静にすることが必要になります。首は常に頭を支えている部位であり、負担がかかりやすいといえます。激しい運動によってさらに首への負担が大きくなると、痛みや痺れの症状は悪化してしまうでしょう。

特に避けたい運動は、腰を反らせる運動です。たとえば、筋トレでは背筋やスクワットなどが挙げられます。激しい運動ではないヨガやストレッチの場合でも、首を曲げたり腰を反らしたりするポーズは避けましょう。

頸部脊柱管狭窄症でもできる運動

頸部脊柱管狭窄症では、血行を促進する無理のない運動がおすすめです。特に、痛みが少ない日にウォーキングをするのは、筋力や体力アッも期待できます。歩いている途中で痛みが出てきた場合は、小休憩を入れて無理をしないことが大切です。

また、腰を反らせないヨガのポーズである「猫のポーズ」を行うことも可能です。ただし、どの運動も自分で判断せずに、主治医と相談をした上で日常生活に取り入れていきましょう。

刺激の強いマッサージ

頸部脊柱管狭窄症では、首や肩周り、腰部の筋肉の緊張をほぐすことで痛みや痺れが和らぐ方も多いでしょう。マッサージを行うのは良いのですが、強い指圧や痛みが出てしまうような刺激の強いマッサージは避けましょう。

刺激の強いマッサージは、痛みや痺れを悪化させたり筋肉の緊張が高まったりと逆効果になります。マッサージを行う場合は、リラックスできる状態で気持ちの良いマッサージを行いましょう。

痛みを我慢して放置

頸部脊柱管狭窄症は、首にある脊柱管が狭窄し、脳や首の神経がダメージを受けいている状態です。そのため、痛みや痺れが生じることが主症状となっていますが、そのまま放置しておくと、手足に麻痺などの症状を引き起こす可能性があります。

さらには、歩行ができなくなったり排尿障害を引き起こしたりといった症状に進行することもあるでしょう。少しでも痛みや痺れがある場合は、早期に検査を受けて治療を開始することが大切です。

必ず専門医に相談を

頸部脊柱管狭窄症によって痛みや痺れなどの症状が出ている場合、やってはいけないことや注意点があるため、専門医に相談することが大切です。首や腰への負担をかけない日常生活の動作やトレーニング方法を指導してもらいましょう。

また、首は生命に関わる機能を司っている大切な部位です。痛みや痺れを放置し、我慢して生活をすることで、さらに症状の重症化を引き起こす可能性があります。早期に医療機関を受診し、個々に適した治療を受けるようにしましょう。

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