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頸部脊柱管狭窄症の姿勢管理

頸部脊柱管狭窄症に対するケアとしては、頚椎装具の着用や薬物療法などの治療と併せて、日常生活における姿勢管理や動作を意識することも重要です。

ここでは、姿勢管理の重要性や、場面によって意識して欲しい姿勢管理のポイントについて解説しているので、ぜhi参考にしてください。

頸部脊柱管狭窄症における姿勢管理の重要性

頸部脊柱管狭窄症で生じる痛みや痺れは、頸部の脊柱管が狭くなり、神経が圧迫されることで引き起こされる症状です。

その治療法としては、頚椎装具の着用や牽引療法などが一般的です。しかし、治療によって症状が改善されたとしても、日常生活において悪い姿勢のまま過ごしていると、再発を招いてしまったり、症状の悪化をきたしてしまったりする可能性があるのです。

脊柱管圧迫の原因となる姿勢の悪さを改善し、治療と併せて正しい姿勢を身につけることが重要となります。

起きている時の姿勢管理

頸部脊柱管狭窄症の症状を引き起こす原因として、頸部から背中にかけて強い緊張をかける姿勢が挙げられます。たとえば、デスクワークの仕事などで長時間パソコンを使用する場合や、無理な姿勢で家事を行う場合などがあるでしょう。

日常生活の姿勢によって痛みや痺れを悪化させないために、起きている間は正しい作業姿勢を意識し、姿勢を改善させるトレーニングを行うことが大切です。毎日の家事や仕事、趣味などにおいて、姿勢を意識した生活を送りましょう。

正しい作業姿勢を心がける

デスクワークや家事などの動作では、正しい作業姿勢を身につけましょう。特に、作業環境において注意すべき点があります。

  • パソコンの画面は目線と同じ高さにする
  • 足底が地面につけるように椅子の高さを調整する
  • 椅子と腰椎部の隙間にクッションをはさむ

また、電子機器の長時間使用は、筋肉の過緊張と血流不良を引き起こします。適度に休憩をとるように心がけましょう。また、頸部を何度も伸展させることや長時間同じ姿勢でいることは避け、目線や作業台を調整してください。

正しい姿勢をとるためのトレーニング法

正しい姿勢は、継続的にトレーニングを行うことで身につけられます。主に、寝た状態・座った状態・立った状態で行う方法をご紹介します。

  • 顎を引いて仰向けで寝たまま頭の後ろで両手を組み、胸をグッと広げて床に肘をつける
  • 顎を引いて座り、頭全体を後ろから手で支えながら胸をグッと広げるように伸びる
  • 壁に背中をつけて立ち、お腹に力を入れながら両手をあげて、天井に向けてグッと伸びる

いつでも簡単にできる方法なので、仕事や家事の合間に取り入れてみてください。

寝ている時の姿勢管理

正しい姿勢は、起きている時は誰でも意識してできますが、寝ている時は意識的に管理することはできません。寝ている時に正しい姿勢をとるために最も大切なのは自分に合った寝具を選ぶことで、寝具の中でも特に重要なのは枕だと言われています。

枕の高さや角度などが自分の体格に合ったものを使えば、正しい姿勢で眠ることが可能になります。そこで、正しい枕の選び方について詳しくみていきましょう。

正しい枕(寝具)の選び方

頸部の神経や気道など、呼吸をする上で重要な器官や多くの神経は、ちょうど枕に接する位置にあります。つまり、枕の高さや角度によって、頸部への負担が少なくなったりお大きくなったりすることが分かるでしょう。上向き・横向き・寝返りをした時の高さも合わせる必要があります。

正しい枕を使用することで、筋肉の緊張がほぐれて血流が良くなり、神経が圧迫されていた部分の痛みや痺れが改善されます。さらに、質の良い睡眠がとれるようになるでしょう。

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