頸部脊柱管狭窄症の名医がいる病院ならココ!

HOME » この病気は何?頸部脊柱管狭窄症以外の脊柱・脊髄の病気 » 頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニア

頚椎椎間板ヘルニアの原因や症状、治療法などについて詳しく解説します。

頚椎椎間板ヘルニアとは?

けいついついかんばんヘルニアと読みます。

椎間板という組織が本来の位置からずれてしまい、神経に触れることで首や腕などに痛みを感じる病気です。

痛みのレベルや部位はさまざまですが、重症化すると日常生活に支障をきたします。

頚椎椎間板ヘルニアの症状

大きく2つの症状に分けられます。

  1. 寝違えたときに感じるような痛みが、片方の腕や肩にあらわれ、痛みは2~3週間程度にかけて続きます。
    ピークを越すと徐々に和らぎ、当分鈍い痛みやしびれが残りますが、これも数か月で落ち着きます。
  2. 両手や両足に違和感や痛みを覚えるタイプのもの。
    胸のボタンを留めるなど、細かい動作が難しくなります。また両足のしびれを覚えたり、歩きにくさを感じたりする人も。

頚椎椎間板ヘルニアの原因

椎間板が神経を圧迫していることが原因です。圧迫する理由は以下の2つが考えられます。

加齢

椎間板は、他の組織に比べて早い段階から老化が始まります。老化にともなって椎間板は弾力性を失い、本来の位置からずれやすい状態に。

そのような状態の椎間板が何らかのきっかけで、椎間板がずれてしまうとヘルニアになります。

急に振り向く、軽くぶつかるなど、小さな衝撃でも発症のきっかけになってしまうケースも多いようです。

外的要因

首に大きな衝撃を受け、頸椎に傷がつくと発症します。

気を付けたいのは大きな衝撃の場合だけでなく、小さな衝撃でも頚椎椎間板ヘルニアになる可能性があるということ。頸椎への傷が小さかったとしても、時間とともに徐々に拡大してヘルニアに至るケースもあるのです。

軽い事故や転倒でも、首に衝撃を受け少しでも痛みを感じたら、必ず病院で診察してもらうようにしましょう。

頚椎椎間板ヘルニアの治療法

治療法は、症状のレベルに応じて2つに分けられます。

保存療法

手術はせずに、経過観察をしながら症状が治まるのを待つ治療法です。

経過観察中は「首のギプス」と呼ばれる頸椎カラーの装着や、頸椎を引っぱる治療、頸椎マッサージなどをしながら自然回復を待ちます。

手術

保存療法で改善が見込まれない場合には手術を行います。通常、首の前面から切開して、脊髄への圧迫を取り除く手法(除圧)が行われます。

コンテンツ一覧