頸部脊柱管狭窄症の治療に定評のある、東京周辺の病院を紹介していきます。
脊柱管狭窄症を改善するには、病院で治療を始める必要があります。
しかし、手術を受けるとなると非常に大きなリスクがありますので、慎重に病院を選ばなければいけません。多くの人が病院選びについて悩んでいると思います。では、安心して治療に専念できる病院はどうやったら探せるのでしょうか。
実は、信頼できる病院の見分け方について5つのポイントを押さえると良いのです。
・ポイント1:年間何件くらいの手術が行われているのか
1年間に行われている手術の回数が多いほど、手術経験が豊富という証拠になります。
・ポイント2:どのような医師が存在しているのか
医師は資格や肩書きだけを見て判断してはいけません。これまでの治療実績や実際に治療を受けた人の口コミを参考にすると良いでしょう。また、多くの症例数を経験していると安心して任せられます。
・ポイント3:脊柱管狭窄症を得意としている病院かどうか
病院によっては、脊柱管狭窄症の治療を専門としていない場合もあります。インターネットや医療系の雑誌などを使って探せば、どんな治療を専門としているのかを紹介していますので、直ぐに見つかりやすいのです。
・ポイント4:口コミをチェックする
実際の医師やクリニックの雰囲気などは、口コミなどから知ることができます。実際に通ったことがある人や治療を受けたことがある人の話は有力な情報なのです。
・ポイント5:最新機器が搭載されているか
立位MRIや全身撮影X線診断装置など最新の装置があるクリニックだとより精密な検査ができるので手術の安全性が高くなります。
上記のポイントを抑えながら病院を選ぶのも良いですが、一番大切なのは、治療を受ける本人が治療内容をしっかり納得し、安心して体を任せられる病院を探すことが大切です。
手術を始める前に、レントゲンやCT検査、MRI検査を行って脊髄の状態を確認します。
一般的には、レントゲンを使って確認をしますが、症状によってはもっと詳しい情報が必要となる場合がありますので、その時は、CT検査やMRI検査を行うのです。検査の結果でどの治療が最適かを担当医が判断します。
上記は一般的に行われている治療方法なので、他にもPLDDというレーザー治療もあります。自分の症状にあった治療をしっかり取り組んで改善することが一番です。
頸部脊柱管狭窄症は、首という人体でも重要な部位の疾患であるため、治療には専門的な知識や経験が欠かせません。
ですから、「整形外科のある病院なら、どこの病院で診てもらっても同じ」というわけではないのです。
当サイトでは、脊椎脊髄などの専門の病院、または専門の整形外科などを持つ医療機関で診察・治療を受けることをおすすめしています。
病気が悪化して車イス生活にならないためにも、早めの治療が大切です。
最近では、年々増加傾向にある頸部脊柱管狭窄症に対応するため、首や腰などの脊椎脊髄に特化した医療機関も設立されてきています。
こちらで紹介している各医療機関は、いずれも頸部脊柱管狭窄症の治療で実績を持つ病院・クリニックばかりです。
頸部脊柱管狭窄症で悩まれている方は、ぜひ病院探しの参考にしてみてください。
品川志匠会病院は、高度な医療設備と高い技術力を兼ね備えている、首、腰の治療を専門とした病院です。
国内では唯一、品川志匠会病院だけが「立位MRI」「全身X線(EOS)」の両方の器具を備えています。
そんな品川志匠会病院の理事長である大田快児医師は、脊椎執刀件数5,000件以上の実績を持っている熟練ドクター。
約10年にわたりチーム医療に取り組んでいる品川志匠会病院であれば、どの医師が担当しても安心して任せることができます。
また、看護師、スタッフは患者への高いホスピタリティ精神、高度な専門知識を持っています。技術、対応、設備全ての面において安心して治療を受けられることが、患者からの評価が高い理由でしょう。
九段坂病院は、脊椎脊髄疾患における高い専門性を持っている脊椎脊髄専門の医療機関です。
施設の規模はあまり大きくはありませんが実績はとても高く、脊椎・脊髄手術は平均して1日3件前後施されています。
なかでも院長の中井修医師は、年間の手術執刀数が250件にも及ぶほど。院長の手術は約半年待ちになるほど人気なようです。
他の医師も、日本整形外科学会認定脊椎脊髄病医や、日本脊椎脊髄病学会認定脊椎脊髄外科指導医などの専門的な資格を持っているので、安心して治療を受けることができます。
また大病院などでは難しい各診療科同士のスムーズな連携や、チームワークの良さも評価が高い理由の一つとなっています。
全国に79箇所ある済生会病院の一つで、健診センターや看護専門学校、乳児院などの関連施設を持つ総合病院です。
済生会川口総合病院では、一般的な整形外科の診療とは異なり、脊椎・脊髄と肩から指先までの上肢の病気やケガを専門的に診察しています。
1985年以降、脊椎疾患、外傷の集約的、専門的治療を20年以上行っており、頸部脊柱管狭窄症患者からも評判が高いです。
手術執刀件数は、年間脊椎手術が804件、上肢手術が398件という実績からも、その専門性の高さが分かりますよね。
また済生会川口総合病院は、脊椎・脊髄や上肢のケガで緊急性や専門性が必要な場合は、時間外診療にも対応してくれます。
ちなみに脊椎・脊髄や上肢のケガ以外では、近隣の病院との連携によって対処しています。
2005年に開院した横浜市立みなと赤十字病院は、地域密着型の市立病院です。
なかでも循環器内科、外科、そして脊椎脊髄外科の評判がとても高いようです。
整形外科手術全体としての執刀件数は1,038件、そのうち脊椎関連の手術は297件という実績になっています。
約4名の脊椎疾患の専門医が、患者さん一人ひとりにあった治療を提供できるよう動いてくれます。
また、それぞれの患者さんに合わせた治療方法を親身になって教えてくれるので安心です。
そんな横浜市立みなと赤十字病院は特に紹介での来院が多いのですが、特に紹介状がなくても初診受け付けをしてくれます。
既に通院している病院がある人が、セカンドオピニオンとして利用する例も多いです。
東京山手メディカルセンターは、1日に平均1,132人の外来患者が来る人気の病院です。
痔の病院として有名ですが、実は頸部脊柱管狭窄症をはじめとした脊椎脊髄の治療も評価が高いのです。
東京山手メディカルセンターは専門外来「脊椎脊髄センター」を設けており、
まで、幅広い治療に対応しています。
月の平均執刀件数は約3件、年間だと約32件とやや少なめではありますが、最新の検査、治療も導入しているためこれから更なる実績を積んでいくことでしょう。
岩井整形外科内科病院は、1960年に開院した岩井内科病院の前身となる病院です。開院当初から地域密着型の治療を行っており、可能な限り情報を開示することを方針としています。
例えばCTやMRI、X線や血液検査などはもちろん、ネットではレントゲン画像や過去の診療などの情報も見ることが可能。そのため他の医師の意見も聞きやすく、セカンドオピニオンとして利用される人も多いようです。
また日本全国で100名、都内ではわずか14名しかいない「日整会認定脊椎内視鏡下手術・技術認定医」が、岩井整形外科内科病院には3名も在籍しています。
国内で行われる脊髄内視鏡下手術の約10件に1件は、岩井整形外科内科病院が携わっていることから、レベルの高い医師が揃っていることがうかがえます。
その名の通り、脊椎関連の治療を専門とした病院です。
愛知県が本院ですが、東京に分院ができるほど評判が高く人気なクリニックです。
愛知本院は年間手術数が約1,300件と、脊椎専門の医療機関として高い実績を誇ります。手術に対応しているのは愛知本院だけですが、アフターケアーなどは東京にある分院で受けることができます。
本院、分院、共に手術時の切開が小さく、骨や筋肉、靭帯の切除、神経や血管へのダメージを最小限に抑えてくれます。体への負担も少なく、後遺症の危険も低い点が特徴です。
以前は埼玉医科大学附属病院と名乗っていましたが、2004年に現在の埼玉医科大学病院へ名称が変わりました。
脊椎・脊髄外来の他に、リウマチ外来、スポーツ医学外来と、整形外科のあらゆる分野に精通しています。
それぞれの専門医師が診療にあたるため、高いレベルの医療を受けることが可能。脊椎手術件数は約147件と、実績も十分。
椎弓切除術、椎弓形成術、椎間板切除術とあらゆる種類の手術を施しており、手術以外にも薬物療法や理学療法など、体に負担の少ない手術も受けることができます。手術に抵抗がある人も安心ですね。
ただ大学病院ということもあり、紹介状がない場合は別途費用がかかるので注意が必要です。
開院当初は内科、外科、整形外科、放射線化の4科のみだった関東労災病院ですが、現在では32科もある総合病院です。
それぞれの得意分野を持つ部長5名と、副部長、研修医を合わせると約20名を超える医師が診察にあたっています。
週2回のカンファランスで治療方針を決定。さまざまな意見を出し合い、患者一人ひとりの症状に合わせた治療を施します。
また総合病院ということもあり、検査機器も充実。MRI、CTスキャン、高性能手術用顕微鏡、鏡視下手術機器など高度な機器が揃っていて、頸部脊柱管狭窄症など、あらゆる症状に対応することができます。
脊椎固定術・椎弓切除術など約120件の手術を施しており、実績も十分あります。
高い実績と高度な機器により、個人の症状に合わせた的確な治療を受けることができるでしょう。
三井記念病院は明治39年(1906年)に創設され、現在は病床数482床の病院です。診療科は全部で33あり、手術室13室、外来手術室3室を擁しています。
頸部脊柱管狭窄症については不必要な手術は避け、薬物療法などの保存療法を取り入れることを重視。術後の痛み軽減のために、鎮痛を中心にした治療方針が特徴です。
検査においてはMRI・CT・脊髄造影などを用い、日本神経学会認定指導医や日本神経学会神経内科専門医が、各スタッフと連携を取り合って正確な診断を行うよう心がけています。
2016年の診療実績について、疾患別の上位は下記の通りです。
星地整形外科部長はコンピュータ支援手術のパイオニアであり、他の病院では対応できない難易度の高い手術にも対応できることから近年では手術件数は急増しているようです。
東京都立神経病院は多摩メディカル・キャンパス内にある病院で、医療機関・療育機関・検診機関などが集中して立地されたデザインが特徴です。
キャンパス内の各施設は機能ごとに役割分担化されており、相互に連携・協力して、多摩地域の医療水準向上を目指しています。外来受診は行っておらず、受診を希望する場合は多摩総合医療センターもしくは小児総合医療センターへ問い合わせなくてはなりません。
東京都立神経病院では、以下の疾患に対応しています。
手術は、手術用の顕微鏡を用いた細かい作業を取り扱っており、場合によっては手術室CTを使用することもあります。個人差はありますが、8~9割の患者さんは術後2週間くらいで体調が回復するそうです。
東京品川区に所在する東京品川病院は、昭和49年に下関カマチ医院として19床の病床からスタートしました。今では病院22、診療所3、助産院1を運営する医療法人となっています。
対応可能な手術法は複数あり、
他の医療機関からの紹介状があれば優先的に予約が取れるというメリットがありますが、紹介状がない場合であっても初診に関わる「選定療養費」(初診料)はかかりません。 東京品川病院では、脊椎に関する下記の疾患治療に対応しています。
検査方法はMRI、マルチスライス-CT、ミエログラフィーの3種類です。その中でもミエログラフィーによる検査をCTと併用して、診断率の向上に努めています。
頸部脊柱管狭窄症など脊椎脊髄疾患について、薬物療法やリハビリテーション療法といった保存的治療を専門的に提供しているクリニックです。レントゲンやMRI、CTといった各種検査機器を活用し、患者の体質や症状、病態に応じた事前検査を徹底しています。その上で、もしも手術が必要と判断すれば、改めて信頼できる専門医や医療機関を紹介してくれることも安心ポイントです。
また、滝野川メディカルクリニックでは患者が日常的に行える体操やストレッチについてもアドバイスをしてくれ、患者が無理なく症状改善に努められるよう総合的なサポートを行ってくれることは魅力です。なお、症状の原因が整形外科分野でないと分かった時点で内科医へ診察を引き継ぎます。
1991年の開院以来、30年にわたって地域医療の基盤を構築してきた総合病院であり、24時間365日体制の救急対応病院でもあります。整形外科分野の中でも特に専門性が必要とされる脊椎脊髄疾患に関して、専門科として脊椎脊髄外科を設けていることも重要です。
実際の治療については、日本整形外科学会専門医や日本脊椎脊髄病学会認定指導医の資格を持つドクターを中心とした、医師7~8名によるチーム医療を実践している点も見逃せません。
脊椎脊髄外科は専門治療を必要とする個々の患者に対して、複数の医師が集中するため完全紹介予約制が採用されていますが、手足の麻痺や強い痛みといった緊急性が認められる症状がある場合、早急な診療を受けられることもあります。