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手術の流れ・リハビリ

頸部脊柱管狭窄症における手術の流れや、術後のリハビリについて紹介しています。

手術の流れ【頸部脊柱管狭窄症】

頸部脊柱管狭窄症の手術は、症状の重さや部位などにより、前方固定術や前方到達法、後方到達法、後方椎弓拡大形成術など、とられる療法が異なってきます。

ここでは、一般的なケースにおける頸部脊柱管狭窄症の手術の流れについて説明します。

前方固定術

  1. 首の左、もしくは右側、または前方から横に切開。
  2. レントゲンで部位を確認し、顕微鏡で視認しながらで椎間板を切除。
  3. 手術用ドリルで頸椎の前側から後側へ骨を削除し、脊髄神経を圧迫する原因となっているヘルニアや骨棘を切除。
  4. 椎間板を切除して不安定になった骨と骨の接ぎめに、チタン製の補強材や骨盤の骨を挿入して骨を安定させる。
  5. 患部を洗浄し、ドレーン留置して閉創。

※1椎間あたり50分~90分ほどの手術時間。多くの場合、翌日には歩行可能。

後方椎弓拡大形成術

  1. 首の後方部を約5cmほど切開。
  2. 棘突起の片側をさらに深く切り開く。
  3. 頸部脊椎の一部をドーム状に削って、面取りをする。
  4. さらに別に一部を椎弓の片側のみ切開し、片開きにしていく。
  5. 椎弓を片開きにした部分へ、ハイドロキシアパタイトスペーサーを注入。
  6. 患部を洗浄したあと、ドレーン留置して閉創。

※手術は50分~90分ほどで完了し、翌日から歩行できる。

頸部脊柱管狭窄症の術後のリハビリについて

大がかりな手術でなければ、手術翌日から1週間以内に歩行することが可能です。早い人は、その日のうちに歩けるようになることも…。

しかし、頸部脊柱管狭窄症は患部の部位が部位だけに、リハビリもおろそかにしてはいけません。

ただ安静にしているだけでは、骨や筋肉が衰えるだけではなく、血液の循環や呼吸などの機能が低下してしまう危険性もあります。

これらの機能が、一度低下してしまうと、本来の機能に回復するまでにかなりの時間を要することも少なくないのです。

ですから、「手術した。もう良くなったから大丈夫だ!」と思わず、術後の状態に合わせて、すみやかにリハビリをはじめることをおすすめします。

とくに、術前の症状がひどかった場合は、術後のリハビリが数週間から数ヵ月必要となってくるケースもあるので、医師とよく相談のうえ、治療&リハビリのスケジュールを組んでください。

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