頸部脊柱管狭窄症における手術の流れや、術後のリハビリについて紹介しています。
頸部脊柱管狭窄症の手術は、症状の重さや部位などにより、前方固定術や前方到達法、後方到達法、後方椎弓拡大形成術など、とられる療法が異なってきます。
ここでは、一般的なケースにおける頸部脊柱管狭窄症の手術の流れについて説明します。
前方固定術
※1椎間あたり50分~90分ほどの手術時間。多くの場合、翌日には歩行可能。
後方椎弓拡大形成術
※手術は50分~90分ほどで完了し、翌日から歩行できる。
大がかりな手術でなければ、手術翌日から1週間以内に歩行することが可能です。早い人は、その日のうちに歩けるようになることも…。
しかし、頸部脊柱管狭窄症は患部の部位が部位だけに、リハビリもおろそかにしてはいけません。
ただ安静にしているだけでは、骨や筋肉が衰えるだけではなく、血液の循環や呼吸などの機能が低下してしまう危険性もあります。
これらの機能が、一度低下してしまうと、本来の機能に回復するまでにかなりの時間を要することも少なくないのです。
ですから、「手術した。もう良くなったから大丈夫だ!」と思わず、術後の状態に合わせて、すみやかにリハビリをはじめることをおすすめします。
とくに、術前の症状がひどかった場合は、術後のリハビリが数週間から数ヵ月必要となってくるケースもあるので、医師とよく相談のうえ、治療&リハビリのスケジュールを組んでください。
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