頸部脊柱管狭窄症の治療で実績の高い医療機関のひとつである、東京脊椎脊髄病センターについて、治療や手術の特徴、所属する担当医師、および口コミ評判などを紹介します。
東京脊椎脊髄病センターでは、頸部脊柱管狭窄症や腰痛、坐骨神経痛、骨粗鬆症性脊椎骨折、頚椎椎間板ヘルニアなどの脊椎脊髄病に対し、低侵襲手術を実施や、腰曲がりなどへのリハビリも行っています。治療レベルの高さを評価され、専門医教育施設としても指定されています。
低侵襲脊椎手術は、従来の手術に比べて多くのメリットがあります。まず、筋肉に対するダメージが少ないため、手術中の出血量、および手術後の痛みを軽減。また、従来と比べて、退院までの期間が短く、傷口が目立ちにくいこともメリットです。
ただし、困難な手術であるために、手術を行う医師に高い技術が要求されること、手術を行う時間が長くなること、特殊な器具を使用しなければならないこと、および必ずしもどのような症例にも適用できるとは限らないことなどのデメリットもあります。
近年では、高齢者が増えるとともに、腰曲がり(変性後弯症)が増えています。高齢者の50%が腰曲がりを発症しているといわれています。
腰曲がりは腰の痛みを伴うとともに、胃部の不快感、疲れやすくなる、日常生活における動作が困難になる、体の柔軟性が低下する、バランス能力が低下する、転倒や骨折による死亡リスクが増大する、などのマイナスがあります。腰曲がりのリハビリを3ヶ月程度行うことにより、これらのマイナスを大きく軽減することができます。
東京脊椎脊髄病センターは、脊椎脊髄病治療の技術の高さを評価され、日本整形外科学科教育研修施設として指定されています。そのために、若手医師の研修や、各種学会の調査、厚生労働省からの委託研究などへの協力。設備が整っている分、所属する医師の腕の高さにも期待できるでしょう。
【略歴】
1983年に日大医学部を卒業、同整形外科へ入局。その後、日大附属練馬光ケ丘病院 脊椎診療チーフ、東松山市立市民病院 整形外科医長、東松山市立市民病院 整形外科部長、東松山市立市民病院 診療部副部長(整形外科部長兼務)などを歴任し、2006年から現職の東京脊椎脊髄病センターで勤務します。
東京脊椎脊髄病センターへ行ったのは、近所に2軒ある整形外科の病院で行った、電気治療だけで回復が見られなかったからです。MRI検査をしたところ、後縦靱帯骨化症との診断で、このまま放置すれば身体麻痺をおこす可能性もあるとのこと。そして、早急に手術が必要告げられました。たしかにそのとき、手のひらがちょっと麻痺していました。その後、数週間後に手術を受けました。長期間にわたって症状が良くならない方は、こちらで一度見てもらってもいいかもしれません。